【悲報】理学療法士オワコン説は本当か?歴史・データからわかるその根拠と対策を徹底解説

理学療法士に対し「オワコン」という否定的な意見は確かに存在します。

・「理学療法士になるのは辞めた方がいい」
・「リハビリ業界に就くのはやめた方がいい」
・「理学療法士の給料は低く、仕事は大変だ」

このような意見に対し「現役理学療法士の方」「将来、理学療法士を目指している方」は不安になるかと思います。

この記事では、理学療法士が「オワコン」と呼ばれることがある背景について詳しく掘り下げていきます。具体的には、「過去から現在に至るまでのリハビリ業界の流れ」「現在のリハビリ業界の状況」「理学療法士の仕事内容とその需要」「給料の実情など」を検証していきます。

さらに、理学療法士やリハビリ業界が直面している課題について考察し、これらの課題を乗り越えるための具体的な解決策も提案していきます。

理学療法士という職業が本当に「オワコン」なのか、今後どのような方向性を目指すべきかについて、幅広い視点から分析していきます。

理学療法士がオワコン?その根拠とは

「理学療法士オワコン」というフレーズは、理学療法士を取り巻く環境の変化によるものです。

はじまりは、2002年の診療報酬改定で大幅なリハビリテーション料の引き下げがあった事に端を発します。

また近年では高齢化社会の進展に伴い理学療法士の需要は高まっているものの、働き手の増加によりリハビリ業界が飽和状態に陥っている場所もあります。

また、技術革新の波が医療業界にも押し寄せ、一部の業務がAIやロボティクスに置き換わる可能性も指摘されています。

理学療法士オワコンと言われる理由

①過去に2度の大幅なリハビリテーション料引き下げがあったため
②理学療法士の数が増えすぎてしまった
③PT業界が飽和状態になってきている
④制度の都合上、給料が上がりにくい
⑤理学療法士の政治力の弱さ
⑥肉体労働も多く、長く働き続ける事が困難
⑦AIの進歩が理学療法士の仕事に影響を与える可能性がある

PTオワコンと言われる理由①:過去に2度の大幅なリハビリテーション料引き下げがあったため

PTオワコンはいつから言われ始めたの?

理学療法士(PT)に対する「オワコン」という懸念が生じた根本的な理由を探る際には、診療報酬改定の歴史を見ることが重要です。診療報酬は医療提供者が国から受け取るサービス報酬で、2年ごとにその内容が見直されます。

この改定により、医療業界全体や特定の専門分野の経済的状況が大きく変わることがあります。

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「2002年」「2006年」リハビリテーション料が大幅な引き下げられた

始まりは「2002年」「2006年」の2回にわたりリハビリテーション料が大幅に引き下げられた事で、「理学療法士オワコン」「リハビリ業界で食べていくのは難しくなるのでは」と言われるようになりました。

リハビリ業界の歴史を振り返ると、「1992年」と「2000年」の診療報酬改定では、リハビリテーション料が2段階にわたり大幅に引き上げられました。

この期間を指して「PTバブル期」と呼ぶことがあります。理学療法士にとって経済的に恵まれた時期であり、業界全体が活気に満ちていました。

全日本民医連:リハビリテーション診療報酬の変遷を参照

しかし、このバブルは永続するものではありませんでした。

(図1)2002年の診療報酬改定では、リハビリテーション料が大幅に引き下げられます。これは、高齢化社会の進展に伴い、政府が医療費削減を急激に進めた結果です。さらに、2006年の改定では疾患別リハビリテーションが導入され、ここでもリハビリテーション料が大幅に減算されました。

リハビリテーション料は理学療法士の売り上げに直接的に関わりがあります。

リハビリテーション料の引き下げ理学療法士の売り上げの低下となり還元される給料も減るという図式になるのです。

このように、2002年と2006年に立て続けに行われた大幅な改定とリハビリテーション料の引き下げが、「PTオワコン説」や「PTでは生計を立てられなくなる」という懸念を生み出した主な理由です。

全日本民医連:リハビリテーション診療報酬の変遷を参照

こうしたリハビリ業界の動向は、理学療法士を目指す人や既にこの職に就いている人々にとって、重要な検討事項となっていますが(図2)2006年から現在に至るまでには大きなリハビリテーション料の引き下げは起こっていません。

PTオワコンと言われる理由②:理学療法士の数が増えすぎてしまった・・・

2023年現在の日本の理学療法士の有資格者数
合計192,327人となっています。
 参照資料:日本理学療法士協会_統計情報

「約20万」という数字は、2023年現在の日本での理学療法士の有資格者数を指しているとのことで、令和3年度時点での理学療法士数が合計192,327人に達しています。

理学療法士の数が多いと感じられることによって、「理学療法士は増えすぎている」という意見や、「理学療法士はオワコンだ」という声が一部であることは、理学療法士の方々にとっては確かに不安を感じさせるかもしれません。

規制緩和により2000年以降に養成校が一気に増えた

超高齢化社会が進み、社会保障が大きな課題となる中で、有資格者の養成が急務となり、養成校開設の規制緩和が行われました。

それに伴い平成12年(2000年)以降より養成校は急増。乱立ともいわれる異常増加が生じたため、有資格者はわずか数年で激増し2024年現在では有資格者数が20万人を超えました。

養成校は年々増加していき、2007年頃にピークアウトしました。

受験者数合格者数合格率
12,629人11,266人89.2%
2024年3月21日発表:第59回理学療法士国家試験の合格者数速報

養成校の増加に伴って毎年約10000人の理学療法士が誕生しています。

PTオワコンと言われる理由③:理学療法士業界が飽和状態になってきている

2019年、理学療法士(PT)および作業療法士(OT)の需給状況に関する具体的なデータを基に、将来性について議論を行うために「理学療法士・作業療法士需給分科会」が開催されました。

資料参照:医療従事者の需給に関する検討会【理学療法士・作業療法士分科会】

この検討会で、厚生労働省はPTとOTの供給が現在の需要を上回っている状況を明らかにし、さらに2040年頃には供給数が現状の約1.5倍に増加するとの推計を示しました。

上の図のように理学療法士の数が直線的に増え続けるというわけではなく、引退する人や他の職種に転職する人も考慮しなければいけないと思いますが

このデータに基づき、PTとOTの業界は供給過多の状況にあるとの認識が再確認され、この問題を解決するための今後の方策について議論が行われました。

具体的には、養成校の質の強化や計画的な人材育成が必要とされ、人員調整のために養成校の基準引き締めや国家試験の合格率の調整などが検討されています。

しかしながら、PT業界における供給量過多の状態は短期間で解決される見込みは低いようです。

PTオワコンと言われる理由④:制度の都合上、給料が上がりにくい

理学療法士の収入には制度的な制約があり、給料の増加が困難な状況です。

理学療法士はリハビリテーションサービスを提供することで収入を得ていますが、サービスごとの報酬単位は限られており、さらにこれらの報酬額は国によって定められています。

そのため、理学療法士が稼げる金額には上限が存在します。

報酬額は固定されているわけではなく、将来的に減少する可能性もあります。これにより、給料が増えるどころか、逆に減少するリスクも考えられます。実際に、理学療法士として1年間勤務して昇給額がわずか1,000円だったという例も存在します。

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理学療法士の給料の現状は?

厚生労働省が発表した令和4年度の賃金構造基本統計調査によると

理学療法士の平均年収は431万円(月収は300,700円、賞与は698,400円、平均年齢は34.7歳であることが明らかになりました。)

日本全体の給与所得者の平均年収は463万円(月収は311,800円、賞与は884,500円であり、平均年齢は43.7歳)

このデータから、理学療法士の年収が日本全体の給与所得者の平均に比べて32万円低いことが分かります。

しかし、年齢差を考慮すると、理学療法士の給料や年収を悲観する必要は必ずしもありません。理学療法士の平均年齢が34.7歳であるのに対し、全産業のデータの平均年齢は43.7歳と、比較する対象の年齢層に差があります。

理学療法士は比較的新しい職業であり、若手の割合が高いことを考慮すると、全産業の平均との単純な比較は適切ではないと言えます。

したがって、34.7歳から43.7歳の間の9年間で昇給が見込まれることを考えれば、理学療法士の年収が日本の給与所得者の平均年収463万円を将来的に上回る可能性は十分にあるかと思います。

結論、現状の理学療法士平均年収が全体と比較し極端に低いわけではないという事です。

PTオワコンと言われる理由⑤:理学療法士の政治力の弱さ

理学療法士の社会的地位や影響力は、政治によって大きく左右されます。

前述したように理学療法士の給料は国の制度(診療報酬におけるリハビリテーション料など)で収入を得ています。

リハビリ業界を向上させるためには、専門職(理学療法士)から国会議員を輩出し、業界の要望を政治の場で代弁することが重要です。

記憶に新しいですが、2022年の参議院選挙で理学療法士の小川克己氏が僅差で落選し、理学療法士の政治力の不足が浮き彫りになりました。

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の合計は34万人を超え、選挙での支持も期待されましたが、実際の投票数は期待に遠く及ばず、政治への関心の薄さや理解不足が一因と考えられます。

しかし、2023年には理学療法士の田中昌史氏が参議院議員に繰り上げ当選し、希望の光が見え始めました。

それでも、リハビリテーション専門職の政治的影響力は依然として弱く、リハビリ現場の声が直接、国政に届く機会は少ないため給料UPの停滞、不満の原因の一つとなっています。

PTオワコンと言われる理由⑥:肉体労働も多く、心身ともに長く働き続ける事が困難

理学療法士の職務には、患者の歩行支援や移乗、立ち上がり補助など、肉体労働が多く含まれます。

若い時期にはこれらの作業をこなせるかもしれませんが、加齢に伴う体力の低下を考慮すると、職務の継続が難しくなる可能性があります。

さらに、力仕事の多さから腰痛や関節痛といった職業病に悩まされるリスクも高く、これらの要因が合わさることで、長期間にわたって職場で活躍することが難しいと感じる理学療法士も少なくありません。

メンタル的なリスクもある

理学療法士は、職場における人間関係から生じる「社会的ストレス」に特に悩まされがちです。

ストレスの要因は、患者やその家族、同僚や上司、他のリハビリテーション専門職(作業療法士や言語聴覚士)、医師、看護師、介護士との関係が含まれます。

特に、日常的に関わる病棟の職員との悪い人間関係は、重大なストレス源となり得ます。

理学療法士には仕事の性質上、患者や家族、同職種や異職種の職員と効果的にコミュニケーションをとる能力が求められます。

逆に言えば、コミュニケーションが苦手で他人と協調することが難しい人には、理学療法士の仕事は非常にストレスに感じてしまうかもしれません。

このように心身ともに酷使する仕事なので、「何歳までこの仕事できるかな?」と将来が不安になってしまうのです。

PTオワコンと言われる理由⑦:AIの進歩が理学療法士の仕事に影響を与える可能性がある

理学療法士(PT)の職は、身体運動や機能の回復を支援する専門職として重要な役割を担っています。しかし、AI(人工知能)の進歩により、この分野でも変革が起こりつつあります。

「PTオワコン」という言葉が出る背景には、AI技術が理学療法の実践に及ぼす可能性があるという認識があります。

AIの進化は、診断の精度を向上させることから患者のリハビリテーションプログラムをカスタマイズするまで、多岐にわたります。

例えば、AIを活用した分析ツールは、患者の動作パターンを詳細に分析し、それに基づいて最適な治療法を提案することができます。

このように、AIは治療の質を高め、個別化されたケアの提供を可能にする一方で、理学療法士の業務の一部を自動化し、役割を変える可能性があると言われています。

AIを使える理学療法士になろう

機械が人間の専門家を完全に代替することは難しく、理学療法士に求められる対人スキルや臨床判断は、依然としてAIの範疇を超えています。

たがって、AIの台頭により「PTオワコン」という見方は過激なものであり、実際はAIの進歩が理学療法士の役割を補完し、新たな職能を生み出す可能性が高いです。

結論として、AIの発展は理学療法の分野においても革新をもたらす可能性がありますが、人間の専門家が提供する価値を置き換えるものではなく、むしろ理学療法士とAI技術の協働によって患者ケアの質が向上する未来が期待されます。

まだまだPTオワコンとは言わせない。理学療法士として働くメリットとは?

ここまで、「理学療法士オワコン」と言われている根拠を示してきましたが、まだ理学療法士として多く働くメリットは多くあります。

国家資格活かし、安定した仕事ができる

理学療法士は国家資格を持っているので、安定した仕事と収入も期待できます。

収入面においては現状、全産業の平均年収に近しい給与が貰えています。

たとえ一時的に違う仕事をしても、理学療法士に戻ることは簡単です。また非常勤の求人も多くあり、いろいろな働き方ができるので、柔軟にキャリアを築くことが可能です。

理学療法士の経験を活かしさまざまな職場で活躍できる

理学療法士の経験は、その専門性と応用の幅広さから、多様な職場での活躍を可能にします。

医療施設やリハビリセンターだけでなく、スポーツチームのサポート、高齢者の介護施設、企業の健康管理部門など、理学療法士の知識と技術が求められる場は多岐に渡ります。

また、健康増進や予防医学の分野では、理学療法士のアプローチが生活習慣の改善や慢性疾患の予防に寄与します。

最近では産業分野にリハビリテーションを取り入れる動きが強まっています。

このように、理学療法士はその経験を活かし、人々の健康と生活の質の向上に貢献できる多様な職場で活躍できるのです。

患者さんから感謝されることも多く、大きなやりがいの1つに

実は大規模調査で「満足度の高い仕事第2位」になった事があります。

2007年、シカゴ大学が約5万人の男女を集め、30年かけて職業リサーチを行いました。チームが調べたのは、「高い満足度を得やすい職業とはどのようなものか」という問題です。

あらゆる職種から集めた被験者に仕事満足度を尋ねたところ「もっとも満足度の高い仕事」トップ5はこうなりました。

①聖職者②理学療法士③消防士④教育関係者⑤画家・彫刻家

この結果はアメリカ文化に特有のものであり、日本にそのまま当てはめる事はできませんが「満足度が高い仕事の共通点は他人を気遣い、他人に新たな知見を伝え、他人の人生を守る要素を持っています

参考文献:Tom W.Smith(2007)Job Satisfaction in the United States

4021の研究データが導き出す 科学的な適職 鈴木 祐

リハビリを通じて患者さんの体や生活が良くなるのを支援するので、感謝の言葉を直接聞く機会がたくさんあります。

患者さんの改善を見ることができるので、仕事に対する満足感が得られます。このように人の役に立つ事ができ、理学療法士は誇りを持てる仕事だと思います。

PTオワコンと呼ばれる時代で働くためのポイント

約20年後の2040年には40万人近くにふくれ上がる理学療法の人数

この中に埋もれないためには・・・

「理学療法士としてのキャリアをどう描くか」将来を考えるビジョンが大事になってきます

将来に必要な視点
  • 自分の市場価値を高める
  • 将来性のある市場に移動する

自分の市場価値を高める

自分の市場価値を高めて「必要される人材」になる。

市場価値って?

自分の市場価値とは

「専門性を高めてスペシャリストを目指す」

「汎用性を高めてオールラウンダーになる」

「転職市場で希少価値の高い人材になる」

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「専門性を高めてスペシャリストを目指す」

理学療法士として専門性を高めるには一つの事に特化したスキルや知識を手に入れることです。

例えば、

・認定理学療法士を取得する
・一つのスキル・手技を極める
・テーマを決めて一つ事を研究・発表する

といった、一つの事に特化することで「その分野に困ったらあなたに相談しよう。」となります!

専門性の高い理学療法士はその領域のエキスパートとして認識されるようになります。

これを実現するには、最新の研究に基づく継続的な学習、実践を通じた技術の洗練、そして同分野の専門家との交流が不可欠です。スペシャリストとしての道を究めることで、理学療法士は患者により質の高い治療を提供し、同時に職業の価値と社会への貢献を高めることができます。

汎用性を高めてオールラウンダーになる

理学療法士として汎用性を高め、オールラウンダーを目指すことは、多様な患者や状況に対応できる能力を育むことを意味します。

幅広い知識と技術を身につけることで、小児から高齢者、スポーツ選手から慢性疾患を持つ人々まで、あらゆる患者に適切な治療を提供することが可能になります。

また役職においても、プレーヤーもできマネージャー(スタッフ管理)もできる人材は重宝されます。

理学療法士としてオールラウンダーを目指すには、最新の治療法やリハビリテーションのトレンドを学び続けること、異なる分野で臨床経験を積むことが重要です。

オールラウンダーとしての理学療法士は、チーム内で多様な役割を担い、患者のニーズに柔軟に応じることができるため、医療チームにとって貴重な人材となります。

転職市場で希少価値の高い人材になる

希少価値って??

理学療法士が転職市場で希少価値の高い人材になるためには、専門性と汎用性の両方を兼ね備えることが重要です。

特定分野での深い専門知識を持ちつつ、様々な患者層や治療法に対応できる汎用性を高めることで、多様なニーズに応えられる理学療法士になれます。

また、技術だけでなく、コミュニケーション能力やチームワークを大切にする姿勢も求められます。

さらに、最新の医療技術や治療法への積極的な学習意欲を持ち続けることで、常に進化する医療現場で価値ある人材としての地位を確立できるでしょう。このような多角的なアプローチにより、理学療法士は転職市場で高い希少価値を持つ人材となります。

スキル獲得の例

#理学療法士
#運動器スキル
#運動器認定理学療法士
#スポーツトレーナー
#クリニック経験10年以上
#10人以上の部署のリーダー経験
#マネジメント能力
#情報収集力

このようなスキルがあれば整形外科クリニックで重要なポジションを任せられる人材だとイメージできます。またどこのクリニックに行っても重宝されるでしょう。

ただ、理学療法士として働くのではなく上記のように、多様なスキルを獲得していく事を意識することが大事です。

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オワコンと呼ばれる理学療法士をやめるべきか?その判断は?

「理学療法士がオワコン」といわれると、将来性のない仕事への不安からやめるべきか考える方もいるでしょう。

しかし、そのような安易に理学療法士をやめてしまうと、後々後悔する可能性が高まります。 

副業をして選択肢を増やす

副業で新しいスキルを身につけることは、理学療法士としてだけでなく将来のキャリアにも役立ちます。

さまざまな副業の選択肢がありますが、ブログの執筆、Webライティング、商品の転売(せどり)、動画編集、オンラインでの秘書業務などが挙げられます。

これらのスキルを身につけることは一朝一夕にはいかないかもしれませんが、副業を通じて得られる経験は仕事の範囲を広げるきっかけになるでしょう。

また、理学療法士としての能力を活かした副業も考えられます。たとえば、訪問リハビリサービスやスポーツトレーナーとしての活動があります。これらの仕事では、理学療法士の専門知識とスキルを直接活かすことができます。

理学療法士の働く環境は副業OKの職場が多いのでは、自分の能力を広げ、異なる分野での経験を積む絶好の機会になります。

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もう理学療法士やめようかと思っている。

理学療法士を辞めようか悩んでいるなら、次のステップを踏んでみるといいかもしれません。

自分の悩みを洗い出す: まずは、何について悩んでいるのか、具体的に書き出してみましょう。悩みを明確にすることで、解決策が見えてくることがあります。

信頼できる先輩や同僚に相談する: 仕事の悩みは一人で抱え込まず、信頼できる先輩や同僚に相談してみましょう。異なる視点からアドバイスをもらうことで、新たな解決策が見つかるかもしれません。

転職を検討する: 現在の職場環境や条件が原因で悩んでいる場合、転職を検討してみるのも一つの手です。新しい環境で新たなスタートを切ることが、悩みを解決するきっかけになることもあります。

副業を始めてみる: 金銭的な理由で悩んでいる場合、副業を始めてみるのも一つの解決策です。副業を通じて新しいスキルを身につけることもでき、キャリアの幅を広げることができます。

悩みの原因をしっかりと理解し、それに基づいて最適な選択をすることが重要です。時には、第三者の意見を聞くことで、自分一人では思いつかない解決策が見えてくることもあります。理学療法士の仕事をやめるべきかどうかは、じっくりと検討し、可能な限り多角的に考えた上で決断しましょう。

【まとめ】理学療法士がオワコンかどうかはあなた次第

理学療法士オワコンと言われて久しいですが、

急激にオワコンとなるわけではなく、年々ゆるやかに状況は厳しくなっていきそうです。

状況が厳しくなる前に「専門性を高めたり」「汎用性を高める」「希少価値を高める」ことで

多数のPT中に埋もれてしまわないようにする必要があるかと思います。

描く将来像は自由です。

「理学療法士オワコン」を悲観的に捉えるだけでなく、一度自分のキャリアを見直すきっかけにして頂けたら嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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