施設見学【PT•OT•ST】のメリットと注意点を面接官が解説!

どうしたら採用に有利になるかな・・・

応募者が何人かいたら、私は採用になるかな・・・

転職活動をしている理学療法士にとって、面接をクリアすることが最後の難関になるかと思います!

面接を有利に進めるためにも「事前の施設見学」をおすすめします!



この記事では転職活動で病院・施設の見学をするメリットや注意点について解説していきます。
(※この記事はクリニック転職を4回経験し、現在はクリニックのリハビリ室責任者兼、採用人事を担当している理学療法士が執筆しています。)

目次

理学療法士が事前に施設見学をするメリット

施設見学のメリット
  • 応募先のリアルな情報が手に入る
  • 施設見学の際で好印象であれば採用にかなり有利に働く
  • 志望動機に説得力が生まれる

施設見学で応募先のリアルな情報が手に入る

転職活動をする際にほとんどの理学療法士の方が求人サイトを見るかとおもいます。

サイトの求人票には様々な情報がのってますが・・・

  • 病院・施設の環境
  • スタッフの雰囲気
  • 教育体制
  • スタッフの患者さん対応
  • ・・・etc

上記のような情報は実際に施設見学にしてみないと分からないものです。

施設見学でリアルな情報を入手して、応募するかを決めましょう。

施設見学の印象が採用に有利に働く

もう一つのメリットは

見学の時に応募先に好印象を与えられれば面接の際にかなり有利に働きます。

病院・施設側にとっても応募者を事前に知れるのは大きなメリットなんです!

見学の時は「かしこまりすぎず」「フレンドリー」になりすぎずに適度な緊張感をもって見学しましょう!

実は病院•施設側としては印象の良い方は応募してくれないかーて思っちゃうもんです。

施設見学をすることで志望動機に説得力が生まれる

面接では必ずといっていいほど「志望動機」が聞かれるます。

志望動機は大まかに以下の手順で話すと説得力が増します!

STEP
自分の興味、経験、強味を軸に求人探し
  • 自分の今までの経験から将来何をしたいかを述べる
STEP
御社(貴院)を実際に見学して・・・
  • 見学の時に強く印象に残った点と自分の求人探しの軸がマッチしていることを述べる
STEP
より一層、御社(貴院)で働いてみたいと思いました。

このように志望動機に説得力を持たすには、「施設見学は欠かせません!」

理学療法士の施設見学(申し込み~事前の準備)

施設見学の申し込み方法

施設見学を申し込む方法は3つあります。

  • 電話
  • メール
  • 転職サイトを通じて依頼する

があります。

電話・メールで応募する場合

希望する病院・施設に

「応募を考えている」という旨を伝えて、見学可能か問い合わせてみましょう。

転職サイトを通じて依頼する

転職サイトを使って転職活動をしている方は

担当のアドバイザーに見学できるか相談してみましょう。

担当アドバイザーが病院・施設側と日程調整してくれる便利サービスがあります。

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施設見学当日に必要な物を確認する

基本的に施設見学する際はスーツで来院します。

見学時はケーシー白衣やスクラブなどに着替えて下さいと指示がある場合もあるので

そういった指示があった場合は

ケーシー白衣やスクラブを持参しましょう。

施設見学と面接を兼ねている場合は

履歴書を持参してきて下さいと指示されることもあるので

事前に履歴書を作成しておきましょう。

理学療法士の履歴書の作成方法はこちら

施設見学先の情報を事前に調べておく

事前情報と当日に質問したい内容をピックアップしておきましょう!

事前情報のチェックリスト
  • リハビリスタッフの人数(クリニックでは柔道整復師や按摩マッサージ師などの多職種が在籍している事も多いです)
  • 求人票にある待遇面
  • 採用担当者の名前
  • 当日の交通手段(当日に迷わないように)

事前情報から詳しく知りたい内容を質問しましょう!

質問やチェック項目を事前にピックアップしておく

見学当日に質問したい内容を事前にメモしておきます。

質問の例
  • リハビリ室の設備はどういった物があるか?
  • 特定の治療手技などを推奨しているか?
  • 1日の平均単位数はどのくらいか?
  • 1人の患者さんに対し何単位でリハビリを実施しているか?
  • 有給の消化率や取得はしやすいか?
  • 福利厚生はあるか?
  • 社会保障制度は完備しているか?
  • 残業時間はどれくらいか?
  • 通勤手段(車通勤が可能か?)
  • 平均在職年数はどれくらいか?
チェックする項目(例)
  • 職場全体の雰囲気
  • スタッフの患者さん対応
  • 施設内の清掃や整頓ができているか
  • 休憩室の環境

理学療法士の施設見学(当日の流れ)

当日の注意点やチェックすべき項目について解説していきます!

余裕をもって到着、受け付けをしましょう

余裕をもって到着し10分前には受け付けをしましょう。

受け付けの女性のチェックは意外と厳しいものです。

リハビリ室に案内される前から、しっかりとした適切な身だしなみとはっきりとした口調で受け付けを済ませましょう!

好印象を与えるチェックリスト
  • 施設見学の服装はスーツが一般的
  • 面接と同様に顔回り(寝ぐせ、ヒゲ、口臭)を清潔に
  • 10分前には到着し受け付けを済ます
  • はっきりした口調であいさつし受け付けを済ます

施設見学の流れ

受け付けを済ませたら、約束の時間になると施設案内の担当者がきます。

施設案内を担当するスタッフは役職者であることが多いです。

面接を担当することもよくあります。

当日の流れは

STEP
施設内を巡回し案内
STEP
リハビリテーション室の見学
STEP
質疑応答タイム
STEP
見学のお礼を述べ解散

施設内を巡回時のチェックポイント

① 受け付け、待合室の様子

来院者に対し適切な言葉使いや対応ができているかチェックしてみましょう。

受け付けスタッフが明るい雰囲気の中にも丁寧さや患者さんへの配慮を感じられる職場は、いい職場である要因の1つです。

②スタッフルームやロッカーなどが完備されているか

昼の時間を過ごすスタッフルームが清潔で快適な空間かどうかもチェックしておきたい項目です。

また、ロッカールーム(更衣室)が完備されているかも確認しておきましょう。

リハビリテーション室見学時のチェックポイント

①リハビリ室の雰囲気は? 設備やスペースは?

リハビリ室の中にも受け付けがある場合があります。見学者に対し療法士を始めリハ受け付けや助手の方がしっかりとあいさつを返してくれるかはチェックポイントになります。

いいリハビリ室は節度のある「活気」「明るさ」といった物を感じる事が出来ます。

そういった明るい雰囲気や職員のあいさつ、礼儀を含めた患者さん対応はどうかを視点にて見学してみましょう!

職員の表情が明るく、のびのびと働いている働きやすい職場の要素の1つになります。

リハビリ室の設備や物理療法機器はどういった物があるか見学しながら、見慣れない機器などがあれば積極的に質問してみましょう。

また、歩行分析などの動作分析をするスペースはあるか確認してみましょう。

②推奨している治療手技などはあるか?

リハビリ室の見学時には実際にリハビリしている所を見学できる事も多くあります。

病院・施設によっては推奨している治療手技や理念があるところもあります。入職してから「自分と合わなかった・・・」とならないように確認しておきましょう。

質疑応答タイムでのポイント

一通り見学が終わると、質疑応答タイムになります。事前に用意した質問項目のメモにそって質問してみましょう。

質疑応答の時に自分はこの転職において「待遇面」「環境面」「スキルアップ」など何を重要視しているかを意識して質問してみましょう。

待遇面などの質問はしづらい面もありますが、見学案内を担当するスタッフは役職者が多く求人要項も確認しているのでそういった質問に問題なく答えてくれるかと思います。

クリニックでは院長と話しができる機会もあるかも

診療時間が終わっていれば、クリニックの院長と少し面会できるかもしれません。

クリニックは院長=最高責任者であり、医師1人態勢で運営しているところも多くあります。

トップがどう言った人か少しの面会でも「人となり」を知っておくことも転職理由の決め手になるかもしれません!

本日のお礼を述べ解散

最後に本日、見学案内をして頂いた事、見学時間を割いて頂いた事に対しお礼を述べ解散になります。

見学後の対応として、お礼状やお礼のメールをしておくことも転職先に良い印象を残すことになるかと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

施設見学を終えて応募の段階まで進んだ方は下記の記事を参照し、応募書類を作成しましょう。

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